■マレーシアの昆虫〜The World of Insect Life〜
マレーシア本島は日本では見ることのできない特異な形状をもった昆虫たちの楽園が広がっている。
ある者は擬態の名手だったり、美しさを際立たせた体色であったり、ユニークな形状をしたものだったりと人間たちの視覚を楽しませてくれる昆虫が数多く生息している。
今回はその代表的な種類を紹介していきます。
■Phillium giganteum マレーオオコノハムシ
昆虫王国マレーシアの象徴と言っても過言ではないほど奇天烈で面白い形をしているのがこのマレーオオコノハムシ。この種類は世界最大のコノハムシで体長は100oと言うかなり迫力のある大きさ。
やはり大きいためか、スラウェシの種類より目立つので比較的すぐに見つけることが出来る。
■Hymenopus coronatus ハナカマキリ
日本でもランカマキリと呼ばれ有名な擬態昆虫であるが、自然で見つけるのはかなり難しい。
デンドロビウムやアルンディナ・グラミニフォリア等のピンク系の花に擬態している。
■Deroplatys lobata ヒシムネカレハカマキリ
落ち葉に擬態しているカマキリで、日本でもよく知られている。
自然で見つけるのは非常に難しく、夜になると街灯などに集まった個体を見ることが多い。
触ろうとすると威嚇ポーズをとる。
■Heteropteryx dilatata サカダチコノハナナフシ
ナナフシと言う名前だが、どちらかと言えばコノハムシの近縁種である。体長は145oとなかなか大きくて逆立ちした姿はとても迫力がある。
警戒心が強いため触るとすぐに逆立ちして怒る短気な虫。トゲトゲして痛い